(ラン科 ツレサギソウ属)

 
岩苔乗越(雲ノ平)   【7月下旬】
 亜高山帯や高山帯の沢筋でやや湿った草原に生える。花が黄緑色であまり鮮やかでないので目立たない。
 穂高連峰の焼岳では高山帯が低く、標高2,200mくらいから高山性の草地になるが、ここにはハイマツがなく、かわりにオンタデが優占し、このシロウマチドリもよく見かけられた。またヤマハハコ、やシダ類のヒカゲノカズラも多く観察された。