(シダ植物  ヒカゲノカズラ類)


焼岳      【8月上旬】

ニュージーランド(ルートバーン トラック) 
【12月下旬】
 地質時代に繁茂した植物で、現生種は少なく、約100種。そのうち25種が日本に生息するという。
 上の写真のものも、ヒカゲノカズラ類の中の種名までは今のところ調べがついていない。
 焼岳は、北アルプスの活火山である。森林限界高度が低く、標高2200mくらいからオンタデが優占する高山性の草原になるが、ハイマツはなく、シロウマチドリや写真のようなヒカゲノカズラ類が非常に良く観察された。火山という北アルプスの中では特殊な環境のためであろうか、一般的な高山帯の草地とは大分趣が異なっているという印象が強い。
 右の写真は、ニュージーランド南島のクイーンズタウンより少し北西にのぼった位置にある、ルートバーンと呼ばれるトレッキング・ルート沿いで見かけたものである。これも詳しい種名等は分からない。
(私は間違いなくヒカゲノカズラ類であろうと思うのだが、現地で買ったシダ植物の図鑑には掲載されていないのだ。)
 ちなみに、ヒカゲノカズラ(!?)の周りに生えているのは「ジャイアント・モス」(名前のとおり、かなり大型である。)と呼ばれるコケ植物で、スギゴケの仲間である。