磐田市内     【3月下旬】
 世界中で見られると言われているとおり、3月から5月にかけて道端や道路わきの草地などでよく見かける。春の七草の一つ。花弁は5枚であるが、中央で深く裂けていてまるで10枚であるかのように見える。これがハコベ属の特徴。葉は対生で果実は毛があり、下のものは長い柄があって垂れる。花柱は先が3本に分かれており、これが良く似た「ウシハコベ」(5本に分かれる)との違いである。また、よく似て紛らわしいものに、果実に毛が無く下に垂れない「ノミノフスマ」がある。高山には葉が厚くなった「シコタンハコベ」がある。