ノミノフスマ

　ハコベ（ミドリハコベ）と同じ時期に同じような場所（低地の道端や畑、草地など)に生えるので混乱しやすい。花弁５枚であるが、それぞれの花弁が深く裂けていて、花弁１０枚のように見える（左の写真参照）。また花柱（めしべ）の先は３裂していることもハコベと同じである。しかし植物体全体に毛が無いこと、また、果実には長い柄があるが、それが下に垂れないこと、などの点でハコベ（ミドリハコベ）と区別できる。さらに、葉の葉脈について、中央脈以外ははっきりしないのに対して、ハコベの方は支脈分かるといった違いもある。ハコベのページの写真と見比べて欲しい。しかし現場での判別のポイントはやはり無毛であることと、果実が垂れないことの２点であろう。