(シュロソウ科 ツクバネソウ属)

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越前岳    【5月中旬】

雨飾山  【8月上旬】
  4枚の葉が輪生しており、特徴はつかみ易い。エンレイソウなどとともに、落葉林の林床部で、まだ樹木の葉が展開する前の5月中頃に開花する植物である。良く似たものにクルマバツクバネソウがあるが、クルマバツクバネソウは葉が8枚と多く、櫛形山で良く見られる。右上の写真は葉が5枚のツクバネソウ。気温が低いために、まだこの時期まで花をつけていた。
 越前岳の写真は頂上間近の標高1500m付近の林床部で撮影した。エンレイソウやツクバネソウがこの辺りで多い。ここより標高が低い所の林床部では、ヤマタイミンガサの幼植物が優占していた。
 下の面ノ木峠で撮影したものは、葉の幅が狭く、クルマバツクバネソウほどの幅しかない。でも葉数4枚で、花の形態はツクバネソウの感じである。何か腑に落ちない所もあるのだが、とりあえずツクバネソウとして分類しておく。

面ノ木峠        【5月上旬】