(ミツガシワ科 イワイチョウ属)


至仏山(尾瀬)    【8月上旬】

火打山(天狗の庭) 【8月中旬】


花の拡大写真
 亜高山帯から高山帯の湿った草地に生える。写真に示す、尾瀬ケ原の有名な至仏山のほかでも様々な山で見てきた。、北アルプスの薬師岳への登山の際には、太郎平付近の各所に池塘があり、そこにはイワイチョウとヨツバシオガマキンコウカの群落が広がっていた。また火打山の山腹にある湿原「天狗の庭」でも、イワイチョウとハクサンコザクラの見事な群落が広がっていた。
 氷河期のなごりともいわていて低地の湖沼などにも生育しているミツガシワの仲間であり、花のつきかたや形はとてもよく似ている。しかし、ミツガシワの花には多くの毛があるのに対して、このイワイチョウの花には毛が無い。