(キンポウゲ)
(キンポウゲ科 キンポウゲ属)


越前岳      【6月上旬】

 日あたりの良い草地に生える。キンポウゲの名は、もともとはウマノアシガタの八重咲きの園芸品種につけられた名前だそうだが、今ではウマノアシガタの別名として使われている。ウマノアシガタとは根生葉の形から名づけられた。高山には良く似たミヤマキンポウゲがある。またニュージーランドでも良く似たキンポウゲ科の植物があり、バターカップ(Butter Cup)と呼ばれている。
 上の2枚の写真はNewZealandの南島グリーンストーン・トラックで撮影したもの。(2000年12月)
 Grassland Buttercup と思われる。花弁や花柱、おしべの様子などはウマノアシガタと良く似ているが、葉の形はあまり似ていない。
 さらに、左の写真もニュージーランドで「バターカップ」と呼ばれるキンポウゲである。
 やや日陰になった樹木の林床部に多く、明るい草地にはそれほど見られない。こちらの方が、上の“Grassland Buttercup” バターカップよりも、日本のウマノアシガタに似ていて近縁種という感じがするが、葉はニュージーランドのものの方が大きい。花弁はやはり厚めで光をよく反射する。
(2002年12月ロトルア市郊外で撮影)