(ツリフネソウ科 ツリフネソウ属)

ツリフネソウ
居谷里湿原(長野県大町市)
【8月下旬】

 キツリフネ
大鹿村(国道152号線沿い)   【8月上旬】
 8月中旬、低地からそれほど高くない山地帯にかけて生える1年草。この写真の両種とも同じ場所で隣接して生育していることが多い。3枚のがく片のうち一つが大きく、その後端は距となってくるりと巻き蜜を蓄えている。キツリフネは後端の距が、先が曲がるだけで巻くことはない。またツリフネソウよりも標高の高いところまで生育している、と指摘する人もいる。長野県大鹿村では、このツリフネソウとキツリフネの群落が国道152号線沿いに、かなりの長さに渡って続いている。三ツ峠山や赤城山などでも観察した。