(キク科  ウスユキソウ属)

飯盛山        【7月下旬】

西鎌尾根    【8月上旬】
 ウスユキソウの仲間には、高山帯の岩場で見かけるハヤチネウスユキソウやホソバヒナウスユキソウ、コマウスユキソウなどがあって、これらは、ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに良く似ている。このミネウスユクソウは、これらよりも草丈が高く、草地に生育している。
 飯盛山のウスユキソウは標高1500m程度の草地に生育していたものであり、西鎌尾根のものは、標高2000mを越える草地であった。飯盛山ではかなり低い標高で観察されたので、はじめて目にした時は少々驚いたものである。山体を構成する岩石成分の違いで、このように低いところで見られたのではないかと、密かに考えているがどうであろうか。