小諸市内 【8月上旬】
黄色い花弁が4枚ということから、アブラナ科の植物に間違えられ易いが、アブラナ科の花のおしべが6本なのに対して、こちらは多数あり、またがく片が「散がく」といって散りやすく、つぼみの時しか見られないなど、ケシ科の特徴を備えている。藪影などに生え、全体に粗い毛が生えている。
種子には「カルンクル(カルンクラあるいは種枕ともいう)」という脂肪やタンパク質に富んだ成分が付いていて、アリが好んで巣に運ぶ。