(スミレ科    スミレ属) 

仙丈ケ岳          【8月上旬】

三ツ峠山   【5月下旬】
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 高山帯の岩礫地に生えているタカネスミレに似ているが、このキバナノコマノツメの方が葉がやわらかい感じで、花も上の4枚の花弁の重なりが大きい感じがする。また生育環境も亜高山帯から高山帯の草地に生えるなど、似ている割には判別は容易である。このほか、木曽駒ケ岳でもカール壁の草地に群生しているのを見かけた。三ツ峠では頂上への急登部の始まり部分の、土手のような感じのところにかたまって生えていた。標高たかだか1785m程度の山で見るとは思っていなかったので、見つけたときは驚いた。また咲いていたのも5月下旬であり、花期は高山帯のものとはかなりずれているようだ。