(キンポウゲ科 フクジュソウ属)
白馬村(姫川源流) 【5月上旬】
リュウキンカ
や
ミズバショウ
などと並んで、日本海側多雪地帯の春の植物を代表するのがこのフクジュソウである。パラボラアンテナのような形をした花は、太陽の光を花の中心部の柱頭付近に集めやすくなっており、そのため花の内部は周りよりも6℃ほども高くなるという。また太陽の動きに合わせてその向きを変え、また夜間や曇りの日は硬く閉じていて、太陽が顔を出して気温が上昇してくると開くなど、環境の変化に敏感に反応している。