ホクリクネコノメソウ(ホクリクネコノメ) | |
(ユキノシタ科 ネコノメソウ属) | |
白馬村(姫川源流) 【5月上旬】 |
(左記と同じ場所の別株) |
同じ茎葉が細長くなる仲間のニッコウネコノメと判別に迷った。両者とも雄しべ8本で葯が暗紫紅色、そしてがく片より長い、という特徴を持つ。ニッコウネコノメの方はがく片の色はやや濃くて緑色〜黄緑色、そして平開するが、本種のがく片は薄黄緑色で直立するという。それでもまだ決定打とはいかずに迷うのだが、分布について本種が四国・本州の日本海側であるのに対し、ニッコウネコノメは主に太平洋側に分布するということで、本種はホクリクネコノメとした。ネコノメソウ属の仲間は微妙に変異しているものが多くて面白みもあるのだが、判断に迷うものも多い。 |