静岡県磐田市在住です。
平成27年(2015年)に県立高校の理科(化学・生物)教師を定年退職し、その後は静岡大学理学部生物学科で1年間研究生としてコゴメグサの系統に関する研究を行ったり、オーダーメイドのデスクトップPCを組み立てるパートの仕事をしたりしました。現在は浜松市内の高校で非常勤をしています。

 生物を専門とする理科教員でしたが、大学ではタンパク質や遺伝子に関する勉強が中心で、植物の分類や名前などについては、ほとんど知らないで過ごしていました。
 平成8年(1996年)に尾瀬の至仏山に登山した時に出会った高山植物の美しさに感動し、以来毎年夏には何処かの山に妻と二人で出かけるようになりました。そして高山植物の花の写真を撮影しては図鑑とにらめっこしながら、名前を調べたり、山岳地形や気象、山地の植生などにも興味を持つようになりました。そしてTOPページ冒頭に紹介させていただいたとおり、はじめは生物の教材用として、撮りためた写真をもとに平成13年(2001年)の秋からWebページスタイルにまとめはじめ、その後幾度か表示形式の改訂や写真の追加作業を経て、4.6版となったものです。
 公開してからだいぶ過ぎてはいますが、生物基礎という科目では、生態系についての学習項目があります。そこでの教材としても使えるのではないかと思います。

 花の写真を撮り始めた頃は、まだデジカメが手に入らずフィルムカメラで撮影していましたが、なかなか上手く撮影できなくて、プリントされたものを見てガッカリしたことも、しばしばでした。デジカメを使うようになってからは、映像をその場で確認できるので、だめなら何度でも挑戦できます。これには大助かりでした。といっても、ネット上の外の植物関係のサイトには、すばらしい写真が掲載しているものも多く、比較されるとお恥ずかしい限りです。


 とは言っても、一度はインターネットに公開してみたい、という思いは止みがたく、平成19年(2007年)7月24日初公開しました。「だめなら、すぐに止めればいいさ」と考えていたのですが、外の関連サイトをサーチするうちに、私のように自宅サーバーを立ち上げて自然関係のサイトを公開している方が、静岡県内には他に見当たらないのです(もし、いらっしゃったらごめんなさい!)。それなら、静岡県を代表して「いっちょふんばるか!(遠州風に言うと「やらまいか!」かな)」という気持ちになりました。

 海外にも幾度か出かけ、コゴメグサをはじめ、幾種類かの植物の写真を撮ってきました。それらについては「日本のコゴメグサの系統について」や「山野草つれづれ植物日記」で紹介しています。中でも、ニュージーランドには4回(南島に3回、北島に1回)出かけました。現地でのトレッキングツアーに参加し、10名程度のメンバーで自然の中を歩いたりしたこともありました。

 下の写真は、平成12年(2000年)12月末から約2週間南島に滞在して、5泊6日のグランドトラバース・トレッキングやマウントクック村周辺のトレッキングを楽しんだときのものです。

マウントクックリリー
マウントクックリリー
(キンポウゲ科)
トレッキングの参加メンバー マウント・クックの裾野を流れる氷河とラテラル・モレーン
プカキ湖の向こうにマウント・クック 原生林の中をトレッキング中 マッケンジーロッジからの風景